「もう帰ろ」



ボソッと独り言を呟いて屋上を後にしようと後ろを振り向いたら、ドアのある小さな塔の影に人がいた。






恐る恐る近づいてみて、先輩だと気づく。







「…え、」



先輩は寝ていた。














涙を流しながら……。