あれから、紗耶香に先輩について聞いた後、いろいろ考えたけど、何も分からなかった。 先輩のことどう思ってるかなんて・・・ 先輩があたしのことどう思ってるかなんて・・・ いくら考えても、あたしの心はあたしに何も教えてくれはしなかった。 もしかしたら・・・あたしは気がついていたのかもしれない。 あたしの心にいつも先輩がいたこと・・・ 季節はもう梅雨明けの時期になっていた。