「じゃあ、雨上がったら由宇ちゃん、また来てくれるんだよね?」 「はい。来さしてください。」 あたしが先輩にニコッと微笑むと、先輩は眩しいぐらいのキラキラの笑顔をあたしに向けてくれた。 中庭を通って教室に戻るときには、雨は上がっていて、久しぶりの青空が広がっていた。