「先輩、卒業式おめでとうございます。」 キスが終わって向き合ったまま先輩に告げる。 なんか、順番が逆……? まぁ、いいか。 「ありがと。 ねぇ、由宇ちゃん。 卒業祝いに俺欲しいものがあるんだけど。」 先輩の欲しいもの? 「ん? 何でも買ってあげる。 高すぎたら無理ですけど……」 「由宇ちゃんが欲しい。」