「・・・なんで姉弟なんだろう・・・なんで名前で呼んじゃダメなんだろう・・・。なぁ、何で?」

「輝・・・」

「もっと触れていたい、俺のものにしたい。なんで許されないことなんだよ!」

「輝」

私は思わず輝を抱きしめた。

「かっこ悪いってわかってる。無理だってわかってる。お母さんのことも!・・・わかってるけど・・・。他の子と付き合っても愛が頭から離れない。好きなんだ・・・、愛が好きなんだよ。」

輝・・・。こんなにも想ってくれてるなんて・・・。私は輝が愛しかった