「あ~!泣いちゃだめ!化粧が崩れるよ!」
「あ、やば!」
「でもその方が男が寄り付かなくていいかも。」
「私は嫌なの!」
「どうして?」
「・・・デートではできるだけキレイになりたいから。」
言って後悔。時すでに遅し。・・・私、顔赤いよ、絶対。
「可愛い」そういって私の頬にいきなりキスしてきた。
呆然としている私を無視して輝は話を切りだした。
「で、どこ行くの?」
「・・・あ、服買いたい!」
「オッケ~」
顔の横で親指と人差し指で丸を作って笑った。
「あ、そうだ。クール系と可愛い系だったらどっちがいい?」
「可愛い系かな?」
「そっか。」
何?今の何の確認?

