「うわ~、ごめん!」

「早く!置いてくよ?」

輝はもうすでに外にでている。

「待ってー!」

せかされて私の焦りは倍増した。
まだ慣れてないヒールの高いブーツを急いで履き、輝の元へ行った。

「姉貴遅すぎ」

「遅いの分かってて、外で待っててせかしたでしょ?」

「すげー・・・当たり!」

「ドS!」

「さすが姉貴だなー」

「・・・」

「どした?怒ってる?」

「ねぇ・・・」

きっとこれが輝への最後のお願いだ。
これを聞いたらどんな反応するかな?
怒る?悲しむ?それとも・・・