なんど同じ言葉を叫んだだろう。 雨はどんどん激しくなり俺の声を掻き消していく。 体がガタガタ震え声はかれる。 涙が溢れた。 「竜・・・・・ ありがとう。 私のために・・・・・泣かないで」 確かに、確かに聞こえたんだ。 花梨の声が。 俺はまた病院へ走った。