信じられない。 ほんとに思いが通じるなんて。 「私でいいんですか?」 「花梨がいい。返事は?」 「はい。喜んで」 私もキュッと先輩の背中に腕を回す。 すると先輩は少し離れて私の頬に手を乗せた。 どんどん先輩が近づいてくる。 ま、まさかこれは・・・き、キス!? 私はとっさに目を閉じた。 でも先輩の唇とわたしの唇はなかなかひっつかない。 私が目を開けると、先輩はくすっと笑って、 「してほしい?」