ギィィ 屋上のドアを開く。 「わぁ」 屋上は凄く綺麗で空が凄く近く感じた。 「あのさ」 先輩がおもむろに話しはじめる。 私は先輩の顔を遠慮がちに見つめる。 「どうかしました?」 「朝、俺さお前のこと『あい』って呼んじまってねぇか?」