え・・・・? 後ろを見ると竜が追いついて来ていた。 ダメだ・・・・・・。私は屋上に駆け上がり、タンクの陰に座り込んだ。 「花梨っ!」 竜の声がする。 見つかる・・・・・・。 息を殺して竜が帰るのを待つ。 足音が聞こえなくなった。