「ごめんね花梨・・・・。まだあなたの心臓は弱いままなの」 「そんな・・・・」 今度は耳を触らなかった。 「花梨・・・」 「お願い。一人にさせて・・・」 お母さんが何を言うのか怖くなった私は、お母さんの言葉を遮った。 お母さんが病室から出ていき少しして、私も病室を出た。