耳を澄ませると、 「おい、何俺にばっか、かけてんだよ!」 「だって似合うじゃん」 「そー、そー」 とかなんとか言ってる。 似合う?何が? そう思ったけれど、 お湯の色を確認して納得。 大浴場の湯船には、 毎日違う入浴剤とかが入っている。 一番大きいあの浴槽は、 本日、乳白色でとろみのある液体で満たされている。 なるほどな! ……それにしても何の湯なのか不明だ。 ちょっと怖いし混んでるので、 俺は他の浴槽に入る事にした。