透視眼鏡【BL】



「変な言い訳?」

「眼鏡がどうたらって……」

「これ、透視眼鏡なんです!
 何でも透けて見えちゃう優れもの!」

俺の言葉に、はっしーは笑う。


「そんなもんあってたまるかっ!」

笑いながら、手に持っていた紙の束で
俺の頭をスパーンと叩いた。

……痛い。



「マジで!マジでだから!
 信じてよはっしー!」

信じさせるために、
俺は眼鏡を外し、はっしーにかけさせた。