購買へ行こうと職員室の前を通りすぎようとしていたとき


「あの人、かっこよくない!?」


優衣が小声で話かけてきた


ガラス越しに男子生徒の姿が目に入った。


同級生でゎないな。

金髪の人なんていない。

先輩だ。


「…あー、うん。かっこいんじゃない?」


すっごいかっこよかった!!

その周りにいる先輩の友達ゎみんな、

茶髪や金髪。



あの先輩だけが、

ひときわ目立つ―――


黒髪





一瞬でわたしのハートを奪っていった