占い師の恋【完】





どれにしよう…。

カルボナーラ美味しそう。あ。でもコッチのホワイトソースのオムライスも捨てがたい。


こういう時、優柔不断な自分の性格を恨む。



「茉希決まった?」

「ん?んー。もう少し待って…」


今日はコッチのカルボナーラにして。今度来たときにコッチのオムライスにしようか…。

いや、でも私一人でファミレスなんて。
絶対に来れるわけがない。


そう考えると更に悩む私。
本当に、面倒な性格だ。



「じゃ、じゃあ…カルボ、あやっぱりオムライス」

「カルボナーラも食べたいの?」

「……。」


私が食い意地はった女みたいじゃないか!(実際そうなのかな?)

取りあえず…
女の子にその質問は禁句と思われる。


「じゃあ、どっちも食べなよ」

「は?そんな2つも食べれるワケないじゃない」

「だーから。俺がカルボナーラ頼むから、茉希はオムライス頼みな?」


本当……、今日心臓保つかな。