占い師の恋【完】



――――何でも似合ってしまうコイツが羨ましい。スーツだって…。


と。

青の髪の間からチラリと見えた青色。それは紛れもなく私の耳にも光る青色と同じで。



今更だけど、胸が高鳴ってしまう。意味が分からない。


じっと見つめていれば、「ん?」と微笑まれた。自分でも見すぎたと少し反省。何でもないと、そっぽを向く。



それから、青の部屋を後にして。2人肩を並べて暫く歩き(途中コンビニで酎ハイ購入)、何日かぶりの棗ちゃんの部屋の前。




「…そろそろ、離して欲しいんだけど。」

「えー。やだ。」



…私の右手は、マンションを後にした時からずっと、青の左手に指と指を絡めるようにして、捕まえられている。