占い師の恋【完】



朝起きればいったい何時間寝たのだろうか時刻は昼前。バイトという存在をすっかり忘れていた私は、準備をして棗ちゃんにお風呂と服まで貸してもらい。


風見さんの暴走族ならぬ危険運転でお店まで送ってもらった。



急いで店長の部屋に駆け込めば、何故かそこには一週間連絡もなかった青がいて。

変わらずに笑うその姿には腹が立った。




そこで何故か杉山さんが近々このバイトを辞めることを知ってしまい。その真相は知ることができないまま、お互い珈琲を飲んで仕事に向かった。



部屋を出て行くその後ろ姿を目で追っていれば、何ともナチャラルな動きで振り返り「美味しかったよ」と笑う。


当たり前だと返してみれば、また笑われた。



まあ、それに悪い気はしなかったのが不思議だ。