占い師の恋【完】





M中、M高とはエスカレーター式のお金持ち学校の名前。

制服なんて私たちが着る一般の制服なんかより何十倍も値段が高くて。


そのくせ校則も厳しくないからお坊ちゃんやお嬢さんは我が儘し放題。



前に家の近所のパン屋さんでM中の制服を着た女の子2名が

「このパンにレーズンが入ってない」だの「クリームもっと付けなさいよ」だの。怒鳴り散らしてたのを思い出す。


金にモノを言わせるただの馬鹿共だ。
そう考えるとお坊ちゃんらしい青に嫌悪感が浮かぶ。

顔に思ってることが全部出てしまっていたのか、青は少し困ったように眉を下げて



「ま、俺はあんなとこ行きたくもなかったんだけどね。」


自嘲気味に笑って言葉を紡いだ。


「行きたくなかった…?」

「うん。俺K中行きたかったしね。」

「……私K中。」

「知ってる。だから尚更ね。」



……………え?


「知ってる?」


何で、゙知ってる?゙



青は私を見下ろして極上スマイルを私に向けると妖しく言い放つ。




「何でだと思う?」



最近、本気でストレスハゲしそうだ。