「別にいいけど?(笑)」 そう言って笑う先輩の顔がかっこよくて この人に近づきたいって素直に思った。 先輩は胸ポケットからペンを出して私の手にアドを書いた。 「これ俺のアド。よかったらメールして?」 「は、はい!」 先輩の仕草一つ一つがかっこよくてそう答えるのが精一杯だった。 「ん、じゃメール待ってるから」 そう言って先輩が去っていくのを見ていると 緊張なのかドキドキして少し苦しかった。