「地獄耳だ…」

私が、ポツリと呟くと↓

「そうなんだよ。悠里って、地獄耳だからさ。俺、困ってるんだよ。」

瑞樹君が、腕をくみながら話しだした。

腕をくむ必要性ってあるのかな…?


ってか、この男の子なんか可愛い感じ?
名前もそうだけど…。

「もしかして、瑞樹君って女の子なの?」

「えっ?俺が!?」

「瑞樹は、正真正銘男の子だよ?」

「やっぱり、俺って…」

落ち込んじゃった…。

「もしかして、禁句だった?」

「あはははは…」

苦笑いしながら、奏ちゃんは瑞樹君を宥めていました…。


ごめんょ瑞樹君!