【短編】 夢恋ビーナス

ユウジは、階段下に人の気配を感じた。


サチヱだ。


下から様子を見ていたのだ。


「おばさん、コウスケって男、知らない?」


「さぁーねぇー、彼女でも出来て、入れ込んでるんじゃないかい?」


「はぁ?何言ってんだぁ?ばばぁ。」