「お礼に、好きな物描いていいわ。」


コウスケは、


(悪い夢でも見てやがる。)


そう思いながら、扉を閉めに行き、靴を脱いだ。


そして、ありきたりな、頬をつねってみた。


「痛っ!」


「うふふ。」


また笑う。