「大丈夫か?」ひろしは私の身体を起こしながら言った。

「大丈夫よ、ちょっと痛いけどねえ」

「あれ、さっき反対に分かれたのにどうしたの?」

「何か気になってね、引き帰したんだ」

「所で親になんて言うの?」

「すっころんだと言えばいいし」

「送って行くよ、好子が好きだから」

家のドアを開けて入るのは怖かった。

リビングに行くと・・・。