「きょーやぁ??」 インターホン越しに聞こえたのは 女の声だった。 一瞬、沙穂か? とも思ったけど、沙穂はこんな しゃべり方しないから…。 「まさかとは思うけど…」 「キャー♪思いだしてくれた??」 こんなにテンション高い奴っつったら… ―――――――「梨佳だろ??」 「せーかい!!…早く入れてくんない?!」 「はいはい」