「誕生日おめでとう」 このまま無視して帰ろうと 思ったのに…。 『なんで?!』 「は??ありがとーじゃないんかよ」 恭哉が私の誕生日を知ってる… なんで知ってるの? 「はい、これやるよ」 笑顔で渡す恭哉に 私は… 『ありがとう』 って言ってしまった。 「沙穂??」 『………。』 「不安があるなら言って??」 …気づいてたんだ。