―――――――・・・ 『わざわざありがとね!!』 私は車を降りたときにそう言った。 「いや、俺が勝手に…」 『それでもだよ♪』 …それでも嬉しかったんだもん! 「お前、それはヤバいって…」 顔を手で覆う、恭哉。 なんの事か分からない私は 首をかしげるばかりで… 『……??』 そんな私を見た恭哉は、 私の頭をポンポンッと なでながら… 「お前って、そーゆー奴だよな…」 ポツリと呟いた。