『椿・・・。』

すると七海が口を開いた。

『椿を信じてあげて・・・。』

『小池・・・。』

『俺は信じてる。』

「涼・・・。」

『分かった。俺も信じる。』

「智・・・。2人ともありがとう。」

私が七海にもお礼を言おうと思って七海に視線を移すと・・・。
七海はなぜか黙りこんでる。

「七海??どうしたの??」

『涼・・・。工藤君・・・。信じるなら・・・。椿を絶対に裏切らないでね・・・。』

七海の目は真剣だった。

私は小学校の時クラスの友達に裏切られた。

でもそんな私を七海だけが信じてくれた。

七海・・・。こんな私をあなたの信じる心が救ってくれました。

今の私がいるのは七海がいたから。

『何かあったのか??』

七海の真剣さに智が何かを感じたのか私と七海に問いかけた。

『椿・・・。話してもいい??』

「・・・うん。」

私の返事を聞くと七海はゆっくり話し始めた。

私の残酷昔の思い出と・・・。私と七海の友情の始まりを・・・。