「んー・・・。
ねぇ・・・。もうすぐ夏休みだし・・・。
夏休み海行かない??」
『いいけど・・・。二人で海ってむなしくね??』
「だから、私と智と七海と涼でさ!!」
『いつメンでか!!分かった・・・。』
「七海には私から言うから涼には智言っといてね!!」
『はいよ。で??今日はどこ行くの??』
「あっ・・・。あのね・・・。
私・・・。子供っぽいって笑わないでね??」
『笑わねーよ』
「遊園地行きたい・・・。」
『・・・はぁ??お前ガキかよ!!』
そう言って智はお腹を抱えて笑い出した。
「笑わないって言ったじゃん!!」
『わりぃ・・・。でも・・・。おもしれぇ!!』
「もー・・・。」
そんな話をしてるときに・・・。
『智!!ごめん!!今日一日サクラの面倒みてくれない??』
『はぁ??俺今から椿と出かけるんだけど!!』
『ごめん!!お父さんが急にコッチに帰ってくるらしいの・・・。』
そう言いながらどんどん顔が赤くなるお母さん・・・。
『あぁ・・・。そうゆう事・・・。でも・・・。』
智は私を横目で見た。
「私はいいよ!!サクラちゃん!!お姉ちゃん達と遊園地行かない??」
『行く~~!!!』
『椿ちゃん!!ありがとう!!』
そう言ってお母さんは行ってしまった。
まさかこの日が悲劇の始まりだとも誰も知らなかった。
私達3人は遊園地にいた。
『椿ごめんな・・・。せっかくのデートなのに・・・。』
「いいよ!!サクラちゃんも楽しそうだし!!」
私と智の間にサクラちゃん・・・。
なんだか家族みたい・・・。
『椿おねえちゃん!!アレのろ!!』
サクラちゃんが指指したのは小さな子供が乗るジェット・コースター。
「いいよ!!行こっ!!智!!」
私は智の手を握って先に走っていったサクラちゃんの所に走っていった。
いくつも乗り物に乗って疲れたのかサクラちゃんは眠そう・・・。

