これは誉め言葉と受け取っていいのかわからず一礼をした。 「君には引き続き修二の秘書をしてもらいたい」 それを伝えるのが目的で私を呼び出したのだろう。 「はい、承知しました」 「それじゃ、頼んだよ修二を。七緒くん」 「元社長、その呼び方はやめて下さい」 私は元社長に呼ばれた呼び名を丁重に訂正する。 「次から気をつけるよ」 そう言ってニコリと穏やかに笑う元社長に私はそれ以上何も言えなかった。