「違う、訂正しろ。偶然なんて事はない。すべて必然だ。 君にキスをしたのも必然だ。 君が俺に惚れるのも必然だ。 そうだろう?七緒」 背筋がゾクリとする。 この声で名前を呼ばれたらもう私はいつもの私ではいられない。 全てを見透かすようなその瞳から私は目を離せない。 「そして、俺が君に惚れるのも必然だ」 社長の口から発された言葉に私は心臓を矢に射抜かれた気分に陥る。 「そうだろう?七緒」 「はい。社長」 そう言ってソファに押し倒された。