キミの歌、アタシの物語。

君の

祥乃の泣き顔なんて

見たのはいつぶりなんだろう。



でもその泣き顔は

半分だけ笑っていて。

俺もそれをみて微笑んだ。



君をずっと想ってきた。

誰よりも、

何よりも、

想ってきた。



伝えたい想いがあった。

その想いは儚く散ってしまった。

それでもいい。

だって君に全部、

伝えることが出来たから。



「っ、わかった!!」

そう言った君は

少しだけ寂しい顔をしていた。

それもそうだね。

だって俺が、

本当に伝えたかったのは。



最後にもう一つ、伝えたい事、それは・・・



”I Love You.”









~fin~