「は?」
ももちゃんの顔が変わった。
それは一緒にいて初めて見る表情…。
怒ってる…。
言う言葉を間違えたと、今あたしは気付いた。
「あ……。あのね…。」
「なにいってんの?」
冷たい言い方だった。
〔どうしよう。〕
言葉が見つからない。
何も出てこない。
沈黙が続く。
今までとは違う、
重い沈黙。
頭が回らない。
どうしよう。
どうしよう。
しばらくして、ももちゃんが口を開いた。
「送ってくよ。」
「あ……。」
鍵をもって立ち上がるももちゃんは……
背中が……
怖かった。
怒らせた?
なんで…
なんでそんなに怒るの?
違うの…。
あたしは、
あたしはただ……。

