そこに咲くかたち。

無言になってきたももちゃんの顔は、見えない。

あたしの真後ろにいる。 

あたしはどうすればいいんだろう。 


このままでいいのかな? 






でも、 






ももちゃんの指先が、 
あたしの唇に触れたとき…… 




あたしはたまらない気持ちになって、言葉が出た。 




「ももちゃん…ヤりたいの?」





言葉を間違った、と、思った。