そこに咲くかたち。

「あの…マオさん……。ホントに見せてもらっていいんですか?」

あたしは恐る恐る聞いた。
マオさんはニッコリ笑う。

皮肉でもない。 
いやいやOKした顔でもない。

「なんで?全然いいよ。あたしなんかで勉強になるかはわからないけど…。それでもよかったら」


おかしい。

イヤじゃないの!?

人に見られるの、
店長なんか相手にするの。
風俗嬢ってこういうものなの!? 


あたしの困惑なんておかまいなしに、二人は服を脱ぎ始めた。








あとから思うと、


マオさんは見せるのを普通にOKしたわけじゃなかったんだ。

きっと…、店長と二人きりになりたくなかったからだったんだね…。