そこに咲くかたち。

「警察…………?」 

入ってきた男の人達に、あたしは腕を捕まれて立たされた。 

「な…ちょっ……ッ!何?!」
「あなたは従業員ですね?」
「……………そう…ですけど……。」
「話を伺いますので、ご同行してもらいます。」

「え?ど…どこに……。」

事務室の方にも何人かの人が見えた。段ボールに何かをたくさん詰めている。

何が起こってるのか分からず、あましは言われるままに外に連れていかれた。

店の外に出ると、そこにはパトカーが1台と何台かの黒い車が見える。あたしは黒い車に乗せられた。 

見た目は普通のセダンだったのに、車内には無線機や、訳の分からないものがごちゃごちゃしている。 

これは……

覆面パトカー…ってやつ? 



あたしはやっと気付いた。 




摘発………。




うちの店は、摘発されたんだ。 




でも、なんで?

本番なんてしてないのに……。 
なんで……!? 



っていうか…… 
なにこれ!?

これからどうなるの? 



みんなは? 


ゆいちゃんたちは? 





あたしを乗せた覆面パトカーは、なんの理由も説明せずに走りだした。





あたしは不安で…… 
怖くて………手が震えた。