‡執事と御曹司‡



「奏 堂々としていればバレないよ?」

「は…あ…。」


奏斗様は私が『女性』だということを知っている
そしてオッドアイだということも

私の過去も…





「―奏。」

「…はい。」

「――いくら執事でも…無茶はするなよ…?」

「―それはわかりませんよ…。」



奏斗様は私の事を心配している……『あの事』があったからか…ね