昔、彼は話の通り、家族を失い、全てを失い、絶望と孤独の中で一人さ迷い続けました
『どうして僕の家が火事なんかになったんだよ…!!』
彼は宥めようとする大人たちに怒鳴り付けます
『僕らがなにをしたっていうんだ…!
そうしてあんたたちは僕らを差別して…ついには死に追いやった!!』
泣き叫ぶ彼に歩み寄る影が一つ
「すまないね…、全ては子供が犯した間違いなんだよ。」
それは、かの市長さんです
「子供が…ね。」
さも市長にとって、彼の表情が子供に対する憎しみに染まるのをみるのは楽しかったでしょう
まんまと、思い通り、彼が勘違いをしてくれたのだから
本当は…、全て、市長がしたことなのです
市長が、自分の地位をもつため、町の大切なものを盗み、金にし、彼の家族のせいにした
それがこの事件の真相なのでした

