「ピエロさん!!
早くこっちに…!!!」
男の子は動こうとしない彼に向かって手を差し出します
しかし、彼は自らの手を差し出す変わりに一つの笛を男の子の手に握りしめさせました
『僕はいかないよ。』
そう一言呟いて
「どうして…!!
どうしてピエロさん!!」
そう男の子に叫ばれて、彼は群集の中で捕らえられている憎い人物を見ながら語ります
『僕のやるべきことは終わった。
君にした話があるだろう?
実はあの少年は……………僕なんだ。』
泥棒扱いされいじめられた子
火事で家族をなくした孤独な子
そして復讐心によってもう一人の自分をつくりあげた、哀れな子
それはピエロ自身なのでした

