しかし、幼さというものは敏感でありながらその脅威を計り知ることはできません 男の子は寒いのかな、と小首を傾げただけでした それにしてもこの音色、男の子の意識を虚ろな世界へ誘います 男の子は目をゴシゴシ擦り、笛を吹く彼を見つめました 結局、男の子は見つめるだけでどうすることも出来ず、彼らの姿が見えなくなると同時に眠りにつきました