部屋に着いた途端に僕の携帯が鳴る
メール一通
『えらい可愛い子やんか!大事にしいや!!!』
姉貴からだった。
僕は返事をせずにそのまま携帯をしまった。
彼女が突っ立っているのを見て
「とりあえず座って」
僕の狭い部屋のソファーに座らせる。
「たっちゃんのお母さんは?」
「あれ?まだ言ってなかったっけ?俺が小学校二年生のとき離婚したねん」
彼女が慌てて
「ごめん!変なこと聞いて!」
僕は微笑みながら
「大丈夫やで♪普通におかんには会ったりしてるし!」
「そうなんや…」
彼女は安心したかのような顔だった。
僕の家庭の事情は中途半端に複雑で説明しずらいものだ。
だから必要以上には言わない。

