「なかなかでてこないなぁ…」


ずっと甘味所の前にいた。



桜ちゃんが心配でこっそりと後をつけていたのだ。


甘いモノ…


僕はゴクリと唾を飲み込んだ。


いいなぁ…

僕も食べたい…

いっそのこと入ってやろうか?

そう思って入り口に近づき中を覗いた。



!!!


あれは…桂小五郎!?


桜ちゃんはあぁ見えて長州の間者だったのか!?


あっ!

桜ちゃんが出てきそうだな…



慌てて入り口を離れ物影に隠れた。


もぅ少しついて行ってみるか…