えっ… ちょっと… 陽向さんが入っていった扉を見つ見つめているとその扉が開いた 「あの…どちら様で?」 扉から顔を覗かせたのはお冴江さんだった どちら様? あっ!! 私そういえば男装してるんだったな… 「えっと…桜です!!今はワけあって男装してるんですが…」 名前を名乗ったとたんにお冴江の表情はにこやかになった。 「あぁ桜かい。久しぶりだね~!」 お冴江さんにとっては男装していることはたいしたことではないようだった。