私は木刀を慌てておいて 声の方へと振り向いた。 「さ…斉藤さん…。」 あんなことあったし何だか照れるな…。 「こんなとこで何をしているんだ?」 斉藤さんは不思議そうな顔をしながら 私に尋ねた。 「あのっ…」 いざ言うとなると勇気がいるなぁ… 「…あの、私に剣の術の稽古をつけてくれませんかっ!?」