あいつ女のクセしてぐーで殴りやがったな…
僕はついさっき衝撃を与えられた左の頬をさすった。
「おー、総司。不機嫌そうだな?」
気味悪くニヤツきながら話しかけて来たのは左之さんだった。
ほんとなにかあったらすぐにからかいにくるな…
「べつに…。」
「ここ、どうしたんだ?」
意地の悪い笑みを浮かべながら左之さんはこーこと言いながら左頬を差した。
『あのー、すみませーん!!』
すると障子の向こうから声が聞こえてきた。
「なに?着替えれたの?」
僕がそう聞くと少し間をおいて返事が返ってきた。
『着物ってどうやって着るんですか?』

