あーぁ… めんどうなこと押し付けられちゃったな。 僕たちは広間に二人きりになってしまった。 何をしたらいいかわからないからだろうが、桜ちゃんはじっと僕の方を見ている …そんなに見られるとさすがにちょっと照れくさい… 「えーっと、じゃぁ…とりあえず部屋、戻ろっか。」 僕は自分の部屋へと歩きだした。 桜ちゃんはうんともすんとも言わず黙って僕の後ろをついてきた。 ただひたすら沈黙が流れる。 なに? これ一体なんの雰囲気なの? やりづらいなぁ…