rain×rain【完】



あーぁ…
めんどうなこと押し付けられちゃったな。


僕たちは広間に二人きりになってしまった。


何をしたらいいかわからないからだろうが、桜ちゃんはじっと僕の方を見ている


…そんなに見られるとさすがにちょっと照れくさい…



「えーっと、じゃぁ…とりあえず部屋、戻ろっか。」



僕は自分の部屋へと歩きだした。


桜ちゃんはうんともすんとも言わず黙って僕の後ろをついてきた。



ただひたすら沈黙が流れる。


なに?
これ一体なんの雰囲気なの?



やりづらいなぁ…