「んっ…」 朝のまぶしい太陽の光によって私は目を覚ました。 痛っ! 寝返りをしようとした時、 何か硬いモノが私の下にあった。 それはスカートのポケットに入っていた。 「…携帯…」 私は他にも何を持っているのか確認するために自分の全身を調べた。 携帯、おばあちゃんのクシ、家の鍵、財布を持っていた。 やっぱり一番頼りになるのは…携帯。 私はその四角い箱を手に取り、そっと開ける。 どうやら電源は入るらしい。 …が電気やメール、Webには繋げない。 「やっぱりか…」 はぁっとため息をついた。