rain×rain【完】




………。


なんかモヤモヤする。


土方さんといい、平助といい、左之さんといい…



あーっ!!

もう!!


「僕は何がしたいんだ?」



僕ははぁっとため息をつき頭を抱えた。


するとパサリと僕に浅葱色の羽織がかかった。



「桜ちゃん…」


「私、声かけましたよ!!」



桜ちゃんはそう言うとスタスタと歩いていった。




巡察の時間だから迎えに来たのか。


僕は羽織りをかけられた意味をすぐに理解した。



あまり気分がのらないが仕事だからしかたないな…