rain×rain【完】




私は沖田さんに連れられて稽古場に来ていた。


そこにはやっぱりいつも通りのメンツがいた。



「桜ー!!」


みんながそう言いながら私の側へと寄ってきた。



平助は私に抱きつき、左之さんはよしよしと頭を撫でてくれた。



現代ではこんなことされたことなかったから、
みんなが本当に心配していてくれたことが
うれしいって思った。


私は自然と笑顔がこぼれた。