rain×rain【完】




この時代にはいい匂いのボディソープや

シャンプーなんてないから、

沖田さんからは汗の独特な匂いがした。



その汗の匂いと引き締まった筋肉に

抱きしめられるのは不思議と嫌な感じはしなかった。



すると沖田さんは腕の力を抜き、

私を抱きしめるのをやめた。


なんだか顔から火が出そうなほど恥ずかしかった。



「副長室に行こっか。」


沖田さんはいつもと何ら変わらずの笑顔でそう言った。



な…なんでそんなに普通なのよ!?


一人で恥ずかしいがった自分がバカに思えた。